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中学受験生の「過労」問題に関する調査・都立小石川の入学者数1700名余の体格分析

中学受験生、特に学力の高い生徒は、身長が低いのではないかという危惧を持ってられる方は少なくないと思います。

例えば、「大学図鑑」などで知られるライターのオバタカズユキ氏「中学受験の難易度と生徒の身長にまつわる俗説について」として大手進学塾の上位クラスに行けば行くほど背が低くなっている気がする、という趣旨のことをおっしゃっています。私自身も、中学受験生をまさに見ているので、この点(受験生の睡眠時間や疲労)は大きな関心事でした。

私は、実は大学時代に法律が専門だったため、法制度を使って、これについて調査して見ました。
具体的には、「都立小石川」を、東京都情報公開条例を使って調べたのです。
でも意外なことに、入学者(累積で1700人以上)の身長は平均より低くないーーむしろ傾向としては高くなっていました。

(東京都教育庁から、開示を受けた資料。)

(こちらは東京都全体の中学生平均身長で、2015年度に都が調べたもの)

ですが、これだけで、中学受験生の体格に問題がないとは言えません。というのは都立中高一貫校の適性検査は、①文章の理解要約能力や、資料を読んだ推論能力を試すもので、②一定の算数の能力は必要なものの①暗記に膨大な時間をかけたりしてもあまり点数が上がらないと思われるからです。つまり、寝不足なほどに勉強する意味のない、ちょっと特殊なテストなのです。

他にも、調査書の配点も小石川など都立の中学は大きいですから、体格が大柄な子供(体育などの成績もおそらく良い傾向にある)は、受験の戦略として他の私立、国立よりも都立中高一貫を選ぶことが多いかもしれません。

ただ、一応の暫定的な結論として当初の予想に反して都立小石川の入学者は大柄でした(高校3年時点で男子の体重が少ない傾向はありますが、これは学校生活の中で運動部よりも文化系のクラブや学習に時間を割いたので、筋肉量が劣るからかもしれませんが)。
*この調査のより詳しい分析はこちらのリンク先に掲載してあります。

【江藤貴紀】
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日本漢字能力検定