当塾の使用テキストは、中高一貫（で他の高校に進学したい場合と）公立などの中学で、基本的には分けています。

ただし原則的には、中高一貫校での使用が多い（主に筑波大学附属駒場・開成・桐朋・駒場東邦）の方が執筆された「新Aクラス数学問題集」を使っています。

その理由は、難易度が易しいものから難しいものまで、幅広く扱われていて、生徒の方の成長度合いに応じて進度を調整できるからです。また、編集も中学内容を学年別に分けたもの（どちらかというと、公立の秀才に向く）と代数・幾何で分けたもの（中高一貫校の生徒向け。特に、問題数の少ない「体系数学」を利用している学校の生徒の演習に適してます）があり、使い勝手がいいからです。

もっとも、解説があっさりし過ぎていて自習しにくいという場合には、より易しい問題を使うことにしていますが、数字や問題の選択などに関しては才能のある先生方が作られた匂いがひしひしとしてくる、いいテキストです。

ちなみに、塾や学校法人への専売テキストと違って普通の書店でも購入できます。

高校受験を首都圏でする場合は、発展的な問題の部分が開成高校・豊島岡女学園・早慶系列の学校を受けるのにちょうどいい難易度になっています。
（あと、幾何については都立高校の日比谷高校が難しい問題を出すので向いてると思われます）。

＊ただし、最後に注意点として、ほとんどの高校受験ではこの問題集を全部やる必要なない（難しすぎるため）のと、易しい問題は理解力の高い生徒には不要なので計算練習くらいの役にしか立たない、というのはあります。