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中学受験/都立一貫校と私立国立どちらに向いているかの違い

東京都内の中学受験についてのトピックです。

私立や国立と都立の公立中高一貫校については、生徒と志望進路からいって、向き不向きが明らかにあります。

ザックリいって①受験算数(学校の教科書とかなり違う、特殊な内容)をやってみて、苦痛じゃない場合は私立への適正があって、②国語で、(課題文と設問を外さない内容の)長文論述が出来るなら都立上位校向き、です。

なおこの点は、「どの程度の私立なら中学からの学費をあえて払う価値があるか」とか「地元公立で通学時間を抑えてもいいのではないか」などの問題もあって、各ご家庭ごとに対処しないといけなくて、一発で決まる「こちらを目指すべき」とか「2月3日は都立中高一貫で決まり」というふうに決められる基準はただちには出てきません。

でもいくつか、ほかの考慮要素もあります。例えば、塾代と大学の学費がほぼ無制限に払える私立医療系を目指している家庭なら、学費は当然に考慮の埒外になります。あと「早生まれ」だったり、小学校の時点でそこまで勉強に興味がない場合には、私立・国立のマニアックな(事が多い)受験はおうおうにして負担になりがちです。とりわけ多く野宿ではクラス分けテストの際に、学校別の内容を無視した一律の試験を課すことがありますが(ちょうど、大学受験予備校の模試と同じです)、麻布や海城の社会なら年号などの細かい知識は大して重要ではないです。むしろ、的確に課題文と資料を読み取って、設問も的確に読んで、それに答えられるかどうかの方が大事なわけです(どちらかというと麻布中学の方が、不親切というかひらめきを重視する傾向が強くて海城の方が読解チックな傾向が強いですが)。

一方で女子学院や早慶付属・系列系、巣鴨などでは論述がない代わりに細かい知識が問われることが多いです。とくに国内・産業地理の分野は「高校受験でも出ない・大学受験のセンター試験でも東大入試でも京大入試でも出ない」くらいに特殊に中学受験プロパー(で、なおかつ悪口を言うならば、思考力をほとんど問わない)問題です。

なので、小学生の発達段階で、そういう砂を噛むような知識暗記に耐えられるかどうかも、受験校選定の基準になります。

なお、江藤塾の現在のポジションは圧倒的に論述:記述重視なので国語で言えば筑波大学附属駒場中学、開成中学、麻布中学、桜蔭中学、都立中高一貫校と相性が良く、社会では麻布中学、海城中学(どちらも100字以上の、考えさせる論述を出す。)ととても相性がいいです。逆に早慶の付属・系列系統などとは、大体の傾向としてそう相性がよくないです。

塾長のバックグラウンドがもともと物書きで「書いてナンボ」、「伝えてナンボ」、「知っているだけじゃ意味がない」という考え方なので、それが色濃く反映されていると思います(そして幸いですが、開校4ヶ月にならないものの、レベルがガチに高い子が来てくれていて増コマも多いです。)。
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